ぽり雄の通勤ランニング

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血染めのシューズ

1年ぶりの手賀沼マラソン。
今回の大会には2つの目標があった
一つは去年よりタイムを縮め、1時間35分を目指すこと。
二つ目は毎回、マラソン大会で痛めがちな「足の裏」に負担をかけない走りを心がけること。

足の裏に負担をかけない走りとは何かというと、極力踵で着地をするように心がけるというもの。
足裏の痛みは、荒川マラソン、かすみがうらマラソンと、毎回泣かされてきた。
何か原因があるはずといろいろ試行錯誤するうちに、ぽり雄はこの踵で着地をする走り方にたどり着いたのだ。
そして重たい荷物を背負う通勤ランニング時、特に感じたのが、踵を極力体の真下から後ろに降ろすことでスムーズに前に進むことができるということ・・・

この走り方、一度マラソン大会で試してみたい。そう考えていたのだ。


しかし、こんなことになろうとは・・・・

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スタートを合図する花火が打ちあがり、ぽり雄は満を持して走り出した。
人ごみの中、それでも快調に飛ばす。

・・・走りやすい

どうやらこの走り方、ぽり雄に合っているようだ。
今年はナンバーが若く、けっこう前の方からのスタートだったのだが、それでも常に追い越し基調で走り続ける・・・。

沿道の応援や、各所で演奏されるブラスバンドにも気分を盛り上げられた。

やっぱり走るのって気持ちいい♪

7km過ぎまで、気分良くあっという間に走り抜ける。


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ところが・・・・・・そのうち足に違和感を感じ始めた。
そこはちょうど足の後ろの、靴のヘリが当たるあたり・・・・

・・・靴擦れだ!

ぽり雄はすぐ直感した。
そういえば今日はいつもよりきつく、シューズの紐を縛ってしまった。
そんなとき、稀にだがこういう靴擦れをおこした経験が過去にもあったのだ。

何もこんな時に・・・

せっかくいい記録が出せそうな時に止まる気にもなれず、しばらく我慢して走る。

ズキン、ズキン・・・

しかし、徐々に痛みがひどくなってきた
これはいけない!

ぽり雄は立ち止まり、紐を緩く結びなおした。

気を取り直して走るが、やはり靴は同じ場所に当たるのが分かる。


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・・・そのうち、我慢できなくなるほど痛みが増してきた。
それはまるで、カミソリで切りつけられるような・・・

だめだ、このままじゃ走れない。

たまらず沿道にいた大会事務員さんに話しかける。

「すみません、絆創膏のようなものはありませんか?」

答えはNOだった。

大会事務員さんは数百メートルおきに配置されているらしく、走っては止まり、走っては止まり話しかけた。

しかし、そう都合のよいものを持っている人はいない。

4人目の事務員さんに話しかけたとき、明確な答えが返ってきた。

12km地点にある救護班に行けば、きっとありますよ。」

げ、12km!?

まだ4kmも先までこのまま走るのか!?

シューズは踵部分を踏んで走るほど柔らかくはないし、かといってこのまま無理して走ると良くない事になる予感がするし・・・


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考えた末、ぽり雄は決断した。

「12km地点まで踵に負担をかけず、つま先立ちで走ろう」・・・と。

リタイヤは嫌だ。
とにかく走れるところまで走るのだ。

つま先立ちになると、不思議とその場所に靴が擦れない。
さっきまでのように早く走ることはできないが、確実に前に進むことができる。

しかし、こんな走り方をするのは始めて。
ふくらはぎはすぐにパンパンになり、足裏も気になり始めた。

絆創膏の一枚でも持参していればこんな事にならなかったのに・・・
しかし、すでに後悔先に立たずである


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12km地点で見つけた赤十字のカバンを持った救護の人を見つけたときは、本当に嬉しかった。

絆創膏を2枚貰い、傷口に貼ろうとシューズを脱いでみる。
ぽり雄は我が目を疑った。

その場所は厚手のソックスを通して、血がベットリとにじみ出ていた
アキレス腱のあたりの皮膚はえぐれていたが、極力見ないようにして絆創膏を上から貼る。

靴擦れ、侮りがたし・・・である。

あのまま何もせずに走っていたら、大変なことになっていたかもしれない。


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絆創膏の威力は絶大で、痛みはうその様に軽いものになっていた
しかし、無理な走りをしたせいで、足の筋肉はすでにパンパン。
タイムよりもまず、完走を目指そうと気持ちを切り替える。

沿道からの応援・・・こんな時はほんとに心にしみる。

ありがとう。こんなに応援されなかったらここまで頑張れなかったよ・・・

ぽり雄は救護の人から貰ったもう一枚の絆創膏をギュッと握り締めた。
なんとなく調子が出てきたような気がする。

変な走りをしたためにペースはガタガタだが、スタミナはまだ十分にあるのが分かる。
手元の時計を見ると、タイムも思ったよりロスをしていないようだ。

よし、ラストスパートだ!

ぽり雄は一気にゴールラインまで走りぬけた。

タイムは1時間38分52秒。

目標の35分には及ばなかったが、それでも自己ベストを更新できた。


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家に帰り、血のついたシューズを洗う
つま先立ちで走ったせいか、足にはいたるところに水ぶくれができていた・・・。

ハーフとはいえ、マラソンはやはり体を酷使するスポーツ
侮ってはいけない・・・改めて思い知らされた。


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by porio25 | 2006-10-30 06:34