ぽり雄の通勤ランニング

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東京マラソン完走記(3)

スタートが切られ、ランナー達は勢いよく走り出した。

青空の中そびえ立つ高層ビルの間を縫うようにして、ランナーは一心に駆け抜ける!

(※当日コース内で撮影を行わなかったため、ここでは以前コースを試走した際に撮影した写真を掲載しています)
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これから先、42.195キロの長丁場ではあるが・・・誰ひとり手を抜いて走っている様子は見られない。

いや・・・手を抜けない独特な雰囲気を ぽり雄は肌で感じていた。


沿道は応援してくれる人が切れ目なく集まり、声援が飛び交う。

一方、道路内は道いっぱいにランナーが広がり、皆 力強く足を踏みしめる!

そこには普段 自動車が行き来する東京の道路にはない・・・動物的躍動感に溢れた世界があった。

凄い、凄いっ!

その迫力に圧倒され・・・自分自身がその一部に加わっている事に感動を覚え、ぽり雄は連呼した。


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高層ビル街を抜けJRの線路をくぐると、そこには歌舞伎町歓楽街のビルが建ち並ぶ。

走れば走るほど、みるみると街の雰囲気も変わっていく・・・そんな雰囲気が楽しめるのも東京マラソンの魅力のひとつ。
沿道では太鼓が打ち鳴らされ、いよいよ応援にも熱が入ってきた。

この頃になると、ランナーは8車線もの広い道路全域に広がり、ランナーの間に追い抜けるスペースも出来てくる。

広い道・・・市ヶ谷まで続く長い下り坂・・・熱気に包まれた ぽり雄は、気合いを入れて、するすると周りのランナーを抜かしていった。

あれ?

ふと気が付くと、ぽり雄の周りは、Aブロックのゼッケンを付けたランナーばかりになっていた。

・・・もしかして、飛ばしすぎた!?むぅ~・・・。


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さらに先に進むとコースはやがて皇居に差し掛かる。
この先にある日比谷公園前で、10kmコースに参加しているランナーとはお別れだ。
程なくして道路の左右でフルと10kmそれぞれのコースが分けられた・・・。

10kmの人、お疲れ様・・・来年もきっと、ここで会おう!
・・・なんて、勝手にひとりで ぽり雄は熱くなったりしていた。(^_^;)


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その後 ぽり雄は、前方に怪しげなランナーを発見する。

それはバレリーナ。

東京マラソンは仮装をして走るランナーも多く参加しているのだが、このバレリーナ氏は他の大会でも時折出没する仮装の常連さんだ。

噂には聞いていたが・・・こんな間近に見るのはこれが初めてのこと。

ラッキー♪

ペースが合っていたため、ぽり雄はしばらくの間、バレリーナ氏と併走することになった。

全身白い衣装に身を包んだバレリーナ氏・・・この人の凄いところはただ走るだけでなく、白鳥の湖よろしく、手を羽ばたかせながら走るところにある。

しかも後ろで観察していたところ、その羽ばたきは腕の付け根から指先にかけて綺麗な曲線を描き、こだわりを感じた。

「バレリーナ、頑張れ!」
沿道の各所から声援が飛び、その都度どっと笑いがわき起こる。

「お母さん、バレーの人が来たよ」と子供の声。
「あいつ、去年も出てたよなー」と男性の声。
「あらあら・・・オホホ」と女性の声。

ぽり雄は、改めて仮装の及ぼす影響力を思い知った。
応援されるだけでない・・・逆にこういう形で沿道の人を和ませる・・・こういう参加の仕方もあるんだね。
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その後も、ぽり雄は様々な仮装ランナーと遭遇した。
東京タワーを右手に眺めながら品川方面へ進んでいると・・・
「タイガー!」
「タイガー頑張れ!」


沿道の人が騒ぎだした。

え、なになに!?何が来るの!?

この時 ぽり雄を抜き去ったのはタイガーマスク。

あれ、彼って以前、荒川マラソンの時にも出会わなかったっけ!?

「落ち武者ー!」
「武士、頑張れ!」


こ・・・今度は何が来るの!?

出会ったのは鎧兜を被ったランナーだった。

暖かい雰囲気に包まれるロード。
そして今度は何が来るのか・・・ぽり雄自身、ワクワクしながら走り続けることができた。

仮装ランナー、ありがとう!


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やがて品川を折り返し、ぽり雄はこの時、初めて後方のランナー達を目にすることになる
延々と遙か先まで連なるランナーの列。

そして皆、様々な表情で走っているのが間近に見れた。

笑顔の人、明らかに疲れがたまっている人、仲間どうし声を掛け合う人、記念撮影をする人・・・。

それぞれ思い思いに東京マラソンを楽しむ姿を見て、ぽり雄はふと思い出した。

そういえば、あのおじさん・・・元気に走ってるかな。

数週間前、ぽり雄が東京マラソンの試走をしていたときに声をかけてくれた あのおじさん。

「朝、新宿からコースを走っているのだけど・・・制限時間ギリギリなんですよね・・・」
ぽり雄はそんな話を聞きつつ走りを共にしていた。

当時、ぽり雄は この大会に出る人ひとりひとりが、様々な想いを持って出場していることを改めて感じたものだった

様々な表情を浮かべ走る、この沢山のランナーひとりひとり・・・その人の数だけのドラマが確かにある。

頑張れ・・・みんな頑張れ!

歳を重ねるごとに涙もろくなっている ぽり雄。

じ~んとしながら、ぽり雄は道の中央沿いを走り続けた。


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コースは再び皇居近くに戻り、ランナーは銀座へと抜けていく

ここでも沿道は、応援の人で溢れた人・・・人・・・人。

中には道を渡れなくて困っている人もいるだろうけど・・・こんなに声を送ってくれるなんてありがたい・・・。

ぽり雄の足に力が入る。

銀座を抜けて、次に目指すは浅草。
レースもいよいよ折り返しだ。

しかし・・・・。




ピリッ!

その時だ・・・ぽり雄が膝に違和感を感じたのは。


(・・・・続く)


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by porio25 | 2008-02-21 20:10