ぽり雄の通勤ランニング

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いつまでも

通勤ランの途中で、ある時間帯に走ると必ず見かける人がいた。

それは庭に椅子を出し、腰をかけるおじいさん


微動だにしないで遠くを眺めるその姿は、まるで風景の一部であるかのようにその場に馴染んで見えた


いつも何を見てるのかな・・・



ある日、気になったぽり雄は、その視線の先を眺めてみた。


・・・しかし特に真新しい物は何もない。

あるのは、ぽり雄が走ってきた道がまっすぐに伸びているだけ・・・


もしかしたら、道を行き来する人を見てるのかな?・・・ぽり雄も含めて。




それからというもの、ぽり雄はその場所を走るとき、不思議と足に力が入るようになった。

(やぁ、おじいさん・・・今日も元気に走りに来たよ)・・・なんて呟きながら。



おじいさんは、相変わらず椅子に座り、遠くを眺めていた。

いつも、いつも・・・




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季節は巡り・・・ある日、おじいさんはハタと姿を見せなくなった。





(・・・・・。)





今・・・庭には椅子だけがポツリと寂しそうに取り残されている。


主を待つように、いつまでも・・・いつまでも。



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by porio25 | 2008-03-13 22:09